MacBook Pro をデスクトップPCとして使うためにクラムシェルモードを利用しています。
クラムシェルモードとはその名の通り、ノートPCを貝のように閉じた状態で使うことです。わが家のMacBook Proは外出先ではノートPC、自宅ではデスクトップとしてフル活用しています。
快適な「クラムシェルモード」ライフを支えているのが、CalDigit TS3 Plus です。詳細は後述しますが複数ディスプレイに出力もできるので、ノートPCをメインに使うフォトグラファーにとってもは手放せないアイテムになります。
拡張ポートは15ポートもあるので、備え付けUSB-CドックとしてもCalDigit TS3 Plusに変わる製品はないと思っています。
製品の購入の決め手と魅力を紹介します。
CalDigit TS3 Plusを購入したときに検討した製品(メーカー)
拡張ドックを購入するとき、CalDigit以外に候補にあがっていたメーカーはMicro Solution と StarTech です。
拡張ドックの購入にあたっての絶対条件がクラムシェルモードでしたので、各社に下記の問合せを行いました。
- クラムシェルモードの利用での利用は可能か?
- 複数の外付けディスプレイに拡張モード出力は可能か?
Micro Solution:3 PD Docking Station TB3DS1230-MSJは一部OK
クラムシェルモードは対応しているが一部制限ありとの回答です。
現在は、本体、 OS 共に、完全サポートというわけでは有りません。
一度立ち上げて、から本体のディスプレイを閉じる事でサブモニターがメインになり使用可能です。
解像度は、モニターの持つ最大解像度。しかし。立ち上げ時に毎回同じ動作をしなければなりません。
参考 Thunderbolt™ 3 ProductsThunderbolt™ 3 Products
StarTech:TB3DKDPMAW
クラムシェルモード自体対応していませんでした。
ご相談をいただきました件につきまして、あいにく弊社で取扱いのございますドッキングステーションは、パソコンを閉じた状態で使用することが叶わず、PCを起動させた状態で外部モニターへ映像を出力する必要がございます。
ご期待に添える回答ができず大変申し訳ございません。
参考 Thunderbolt 3 ドック - デュアル4K、 Mac & Windows | ノートパソコン用ドッキングステーション | StarTech.com 日本StarTech.com 日本
CalDigit TS3 Plus は全てOK
最終的に購入したCalDigitですが、ご覧の通りパーフェクトな回答でした。購入の決め手となりました。
ノートPCを閉じた状態(クラムシェルモード)で拡張モード出力することができます。
CalDigit TS3 Plus 製品レビュー「強みを紹介」
拡張ポート15個のモンスターUSB-Cドック
2018年モデルからMacBook ProのポートはUSB-Cポートが4つだけにないりました。シンプル&スリムで外観は素敵なのですが、周辺機器の取り扱いには拡張ドックが必要です。
所持しているコンパクトフラッシュ(CF)リーダーや外付けHDD、スピーカーなどはUSBポートがないと使えません。写真の現像作業にハードウェアキャリブレーションに対応した外付けディスプレイを使っているのですが、USB-Cドック無しでは接続すらできません。
僕が愛用しているUSB-Cドックの CalDigit TS3 Plus は、拡張ポートがなんと15個。モンスターUSB-Cドックです。
前面には、SDカードやUSB3.1 Gen.1ポートあります。
背面には、LANポート、DisplayPort、USB3.1 Gen.1ポートに加えて、最大転送速度10GbpsのUSB3.1 Gen.2のポートがあります。
外付けSSDでも540MB/s相当の速度がでるので、Lightroomのカタログを外だしすることができそうです。
15ポート内訳は下記です。
- Thunderbolt™ 3 (40Gb/s) x 2
- USB 3.1 Type-A (Gen.1 5Gb/s) x 5
- USB 3.1 Type-C (Gen.1 5Gb/s) x 1
- USB 3.1 Type-C (Gen.2 10Gb/s) x 1
- SDカードリーダー (UHS-II) x 1
- DisplayPort x 1
- 光デジタルオーディオ (S/PDIF) x 1
- アナログオーディオ入力 x 1
- アナログオーディオ出力 x 1
- ギガビットイーサネット x 1
クラムシェルモードに最適
CalDigit TS3 Plusは、正直言って価格が高くて手を出しづらいです。安いノートPCなら1台くらい買えるくらいの価格です。
この拡張ドックにはノートPC1台分の価値があります。
MacBook ProからUSB-Cケーブル1本繋ぐだけで、先ほど紹介した15個のポートが使えるようになってデスクトップPCに早変わりします。下の写真は実際の使用環境になります。MacBook Proは机の右端にスタンドに立ているので作業スペースも広々です。
USB-Cケーブルを1本で繋がっているとこいうことは、ケーブルを外すだけで、即座にノートPCとして持ち運べるので利用方法に自由が効くので使い勝手が抜群です。
また拡張ドックとノートPCが繋がっているUSB-Cケーブルを通して85Wで充電することができます。85Wの充電は、MacBook Proに付属している充電器と同じ速度になります。
CalDigit TS3 Plus は、クラムシェルモードするなら絶対に欲しいアイテムです。
ちなみにMacBook Proを立て掛けてあるスタンドはAppleストアでも取り扱っている製品になります。
CalDigit TS3 Plusは発熱を抑える工夫がある
CalDigit TS3 Plusの筐体を見てください。本体の表面がジャミジャミして洗濯板みたいになっているのがお分かりになるかと思います。
洗濯板みたいに加工することで表面積を増やして熱を逃がしやすい設計になっています。実際に4か月以上使っていますが、熱くはなりますが心配になる程ではありません。
外出する際もMacと繋ぎっぱなしです。Macがスリープ状態であれば本体もドックも節電モードになるのか全く熱くならないので安心して使えています。
補足:お手頃価格のUSB-Cドックでは本体の発熱が心配だった
元々は8,500円くらいのUSB-Cドックを使用していました。どちらかという外出用の拡張ドックなのですがサポート体制も良く重宝していました。
しかしドックの発熱がすごかったです。
家族からは「それ火事にならない?、外出するときはパソコンから必ず外しておいてね」と念を押されるくらいでした。火事になるというのは大げさなのですが、そのくらい心配になる熱さだったんですよね。
USB-C機器は他にも外付けHDDを持っていますが、やっぱりは心配になるくらい熱くなることがあります。Amazonレビューを読んでいても「発熱が気になる」というレビューが散見されました。
USB-C機器は発熱するのは仕方ないと割り切って、熱くなりづらい製品を選ぶしかないです。
海外製品だが日本語で手厚いサポートを受けられる
拡張ドックは精密機器なので故障が怖いですよね。どんなに高品質だとしても絶対に故障しないということはありません。
海外製品の購入なので、故障したときに英語で問い合わせなんてことになったら…、僕には無理です。Caldigitの製品は、日本にあるアヤラデザイン株式会社がサポートを担当してくれます。もちろん日本語でのサポートです。
先日、端子の接続不良でサポートにお世話になりました。代品送って終わりみたいな、雑な対応ではなく、ログの解析から不具合原因の特定までしてくれます。そのため、こちらも納得しながらサポートを受けられました。
すぐに代品を送ってもらったほうがいいのではないか?という考えもあると思いますが、それでは製品に愛が足りないと感じてしまいます。今回のような対応のほうが、ユーザーに寄り添った対応で好感が持てました。
CalDigit製品のサポート体制の抜群でした。
CalDigit TS3 Plus で唯一気になる点はアダプターの大きさ
CalDigitの唯一の欠点は、アダプターは本体に対してアンバランスなサイズです。本体がコンパクトなのにこんなにもデカイです。
CalDigit本体のサイズ感が分かりづらいと思うのでペットボトルの写真と比較したのがこちらです。やっぱアダプタがでかい。
しかしアースがついており安心感があります。
ちなみにアースの変換アダプターもあるので、一般家庭にある普通のコンセントでも、ちゃんと使えるのでご心配なく。
クラムシェルモードを使うなら「CalDigit TS3 Plus」で決まり!
クラムシェルモードで悩んでいるなら「CalDigit TS3 Plus」で決まりです。
クラムシェルの状態で複数ディスプレイに拡張モードで出力できます。実際にそういった使い方を僕はしています。使い始めて4か月以上経過しましたが問題はありません。
外出先も持ち出したときはケーブル一本外すだけです。取り付け取り外しで苦を感じたことはありません。下の写真の奥側の黒いケーブルです。
買って後悔がないどころか、今ではCalDigit TS3 Plusなしでのパソコンの利用はあり得ないです。マストアイテムです。
購入するなら「CalDigit Japanオンラインストア」がオススメです。保証期間が一年延長されるのでメリットが大きいです。
ではでは。