ウイルスファイルじゃないよね?
iPhoneから写真を転送したとき、拡張子がHEICになっている見慣れないファイルに少し焦りました。
ウイルス対策ソフトでスキャンしましたが問題なしです。ウイルスの心配がないので、とりあえずファイルを開いてみようとしたのですが、パソコンに対応したアプリがなく、やはり開けません。
そこで、この拡張子について調べてみたところ、AppleがiOS11から採用した新しい画像形式ファイルだと分かりました。
この記事では、HEICファイルの正体、およびiPhoneで撮影した写真ファイルを一般的な形式のJpegに変更する方法を紹介します。
HEICとはファイルサイズの小さい高画質な画像ファイル
HEICファイルは、iPhoneで撮影した写真の画質を維持したままファイルサイズを圧縮できるフォーマットです。正式名称は、High Efficiency Image File Format (ハイ・エフィシエンシー・イメージ・ファイル・フォーマット)といって、拡張子についてHEIF、もしくは、今回のHEICが使われます。
新しいフォーマットであるためWindowsではOS標準機能としては、現時点(2018/12/01時点)では開けません。iPhoneの開発元であるAppleのMacなら開けます。
Windowsのフリーウエアに、HEICをJPEGに変換するアプリはあります。
https://imazing.com/heic
本家サイトは英語なので窓の杜の紹介記事も載せておきます。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/imgheic_con/
でも、人からもらったファイルなら仕方ないのですが、自分で撮影した写真をパソコンで開くために、毎回、いちいち変換するのは面倒です。
それならば、iPhoneで撮影する写真のファイルをHEICではなく、JPEGに設定変更した方が楽です。また友人や知人にファイルを渡すときも、JPEGで渡してあげる方が親切です。
iPhoneの写真ファイルをHEICではなくJPGにする方法
ここでは、iPhoneで撮影する写真ファイルのフォーマットをHEICからJPEGに変更する方法を紹介します。
iPhoneの設定から簡単に変更できます。
まずは設定を開きます。
続いてカメラを押します。
フォーマットを押します。
互換性優先を押します。
これで完了です。これより後に撮影する写真は、JPEGフォーマットで記録されます。
ひとつ注意点があります!
設定を互換性優先に変更しても過去に撮った写真はHEICのままです。これから撮る写真のフォーマットがJPEGになります。
悩まされた割には、あっさり解決できて拍子抜けしちゃいました。
この機会にiPhoneの空き容量もチェック!
iPhoneの空き容量に心配があるならHEICのままをおすすめします。
HEICは優秀なフォーマットなので、高画質を維持したまま画像が小さくできる形式です。JPEGに変更してしまうと、これから撮る写真ファイルのサイズが大きくなりますので、空き容量を把握した上で設定を変更してくださいね。
iPhoneの空き容量の確認は設定からできます。
一般を押します。
iPhoneストレージを押します。
赤枠部分で空き容量が確認できます。下図の場合は200GB以上余っていることになります。
空き容量が気になる方は、Geminiというアプリで記録写真、類似写真を整理できますので試してみてください。
※紹介
最近のiPhoneは背景をボカした写真も簡単に撮れるくらいに性能が高いです。スマホなのでそのままSNSにアップできます。コンデジが売れなくなるのも仕方ないですね。
ではでは。