11月3日にiPhoneXが発売されました。iPhoneXは、カメラ性能が良いとの情報もありましたので思い切ってiPhone7から機種変更しました。
顔認証機能に注目が集まっていますが、個人的には標準カメラのポートレートモードに興味があります。実際に使ってみた感想は、「ボケの写真が誰にでも簡単に、娘(保育園児)にも撮影できる」です。
この記事ではiPhone7とiPhoneXの違い、ポートレートモードは本当に使えるのか?に焦点を当てて紹介します。
iPhoneXとiPhone7 のカメラの違い
これまで使用していたiPhone7 と iPhoneXの違いをまとめました。
シリーズ | iPhone X | iPhone7 |
---|---|---|
画素数 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
メインカメラ | 6枚構成レンズ | 6枚構成レンズ |
広角:f1.8 | 広角:f1.8 | |
望遠:f2.4 | ||
デュアルカメラ | ||
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
手振れ補正 | ○ | ○ |
顔認識機能 | ○ | ○ |
Live Photo | ○ | ○ |
両シリーズのカメラに関するハード面の大きな違いは「デュアルカメラ」かどうかです。
iPhoneXのデュアルカメラとは?
iPhoneXには「広角」と「望遠」の2種類のレンズがあります。撮影の際に2種類のカメラを使ってとる仕組みをデュアルカメラと呼びます。
デュアルカメラでは単純に広角側と望遠側でレンズを切り替えて撮影はもちろんのこと、ふたつのレンズの位相差を使って写真にボケを表現します。
これまでは、iPhoneでボケ味のある写真を撮影するにある程度知識が必要でしたが、iPhoneXでは「ポートレートモード」を選択するだけで誰にでもボケの入った写真が撮影できるようになりました。
iPhoneXのポートレートモードならボケ写真が簡単に撮影できる
iPhoneXに搭載されたポートレートモードとは、被写体を際立たせた写真が簡単に撮影できる機能です。背景ボケ写真を簡単に撮影できるモードと思ってください。
ポートレートモードは撮影中に選択出来ます。「iPhoneで背景ボケ写真を撮る方法」で紹介したようなテクニックを使わないでも、背景をぼかした写真が簡単に撮影できます。
モードの切り替え操作は簡単です。下の写真のシャッターボタン上にあるダイアルをポートレートモードに合わせるだけです。
それで試しに撮影した写真がこちら。
ダンボーさんの背景に配置したくまのプーさんのナノブロックがボケています。被写体との距離、背景との距離など意識せずに簡単に撮影できました。写真にボケがはいると、メインの被写体が浮かび上がって良い雰囲気に仕上がりますね。
iPhoneXのポートレートモードは実用できる仕上がりになっています。
iPhoneXで近所の「小さな秋」を撮影してきました
散歩途中で見つけたりんご畑のりんご。うまそう。
ピンク色の花は関東嫁菜(かんとうよめな)かな?ぶわぁと咲いているとキレイですね。中央から少し左下にある黄色のしべに注目してください。不自然なぼけが混じってますね。デュアルカメラ特有の問題なのでしょうか…詳細は後述します。
青空と紅葉。最高のコラボレーションです。
松ぼっくりの接写。秋ですね。
秋の野芥子(のげし)だと思いますがうろおぼえ。こちらの花の写真も中央底辺付近にある黄色のしべの部分に不自然なボケが見受けられます。この辺はまだまだ人間の按配に軍配が上がっているのかも。
暗所性能も以前にカメラとは比べものにならないくらいキレイに写るようになったという感想を持ちました。
ポートレートモードの不自然なボケに注意しながら撮影しよう!
iPhoneXのポートレートモードは、スマホメインに写真を撮る方にはお手軽にボケを楽しめる素晴らしい機能です。しかし過信は禁物です。
ボケを出すのは簡単なのですが、気をつけないと不自然なボケになります。次の写真をご覧ください。なぜがダンボーさんとプーさんの顔だけがボケでしまいました。
普通のカメラだとあり得ないボケ方になってます。デュアルカメラの仕組みの問題なのでしょうかね。
不自然なボケは下記の条件で発生します。
- ダンボーの写真のように被写体との距離が近すぎるとき
- 散歩のとき撮影した白い花のように被写体のまわりにものが多すぎるとき
発生条件は限られたケースですので、こんな話があるんだ程度に頭の片隅に入れておいてもらえれば回避できるはずです。
いくつか注意点はありますが、ポートレートモードはiPhoneで撮影できる写真の幅を一気に広げてくれます。
まとめ
この記事の話を簡単にまとめると…
- iPhoneXとiPhone7 の違いはデュアルカメラ
- デュアルカメラのおかげで、ボケ味のキレイなポートレードモードを実現
- ポートレートモードは一定の条件で不自然なボケになるので注意が必要
- ポートレートモードがiPhoneカメラの幅が広がった
デジカメを購入しようか悩んでいるなら、iPhoneXも視野に入れてみてはどうでしょうか?スナップショットの撮影には大活躍すること間違いなしです。ちょっとした散歩のときなどはiPhoneカメラだけで出掛けるようになりました。サッと撮影できて本当に便利ですよね。
おしまい。