iPhoneカメラ

iPhoneの標準カメラで背景をぼかした写真を撮影する方法

iPhoneで背景ボケの写真を撮りたい!

一眼レフじゃあるまいし、アプリが必要なんじゃないかな?

そんなことはありません。iPhoneの標準カメラアプリでも背景をぼかした写真は撮れます。方法を知っているだけで誰にでもできます。

写真の背景がぼけていると写真の印象がグッと良くなるので、ぜひこの機会に覚えてみてください。

この記事では、iPhone7の標準カメラを利用した撮影方法になります。

iPhoneを使っての実際に撮影した写真

まず始めに、iPhone7の標準カメラで、実際に撮影した写真でご覧ください。サンプルとして、背景をぼかした写真、手前をぼかした写真の2種類有ります。

背景をぼかした写真のサンプル

まずは、背景ボケの写真です。

手前に置いたウィルキンソンのペットボトルにピントを合わせてあります。後方にあるダンボーの人形がボケているのが分かります。

手前をぼかした写真のサンプル

こちらが前ボケの写真です。

後方のダンボーにピントを合わせて写真を撮りました。手前にあるウィルキンソンのペットボトルがボケているのが良く分かります。

iPhoneで背景をボカした写真を撮る方法

ここからは実際にぼかした写真を撮影する方法を紹介します。

「これはピンぼけしてる」

という言葉を誰もが使ったことがあると思います。この「ピンぼけ」という言葉は「ピントがボケている」を略した言い方です。

背景をぼかした写真を撮るには、ピントを合わせる位置を明示的に指定することがボケを表現するポイントになります。

背景をぼかしたいときは手前の被写体にピントを合わせます。下の例ではペットボトルのラベル部分「WILKINSON」にピントをあてました。

ピントを合わせた途端、後方に配置したダンボーの人形がぼけているのが分かると思います。

次に背景のダンボーにピントを合わせると、今度は一転して手前のペットボトルがぼけます。

どうですか?簡単ですよね。適当な被写体を2体見つけて、テーブルの上で試してみてください。誰にでも簡単に再現できます。

背景がぼける理由を知って、もっとキレイなボケを

iPhoneの標準カメラに限った話ではないのですが、全体にピントを合わせて写真を撮影することは、簡単そうに思えて実はいうと難しいです。

その理由は、ピントは面で合わせるからなのです。

下図の例では黄色の部分がピントが合う面になります。黄色の面から外れるとピントが合わなくなります。青色の部分に立っている人の写真はピントが合わずぼけます。

被写界深度の解説図

「ピントの合う面」のことを被写界深度と呼びます。被写界深度を理解すると、よりキレイな背景ぼけの写真が撮影できるようになります。下の記事で被写界深度について詳しく取り上げていますので、ぜひご覧ください。

iPhoneの標準カメラで背景を大きくぼかす方法

ぼかす方法は分かったけど、ぼけが弱いけど、大きくぼかすにはどうやったらいいの?

「ピントを合わせる被写体から、ぼかしたい被写体を離す」ことです。

実物を見て貰うのが一番だと思いますので、サンプルを二つ用意しました。距離によるボケの違いを確認してみてください。

パターン1:被写体との距離が短い

ダンボーのすぐ後ろにドライフラワーを置いて撮影します。

ドライフラワーはボケていますが、遠慮しがちなうっすらしたボケになっています。

パターン2:被写体の距離が長い

ダンボーとドライフラワーの距離を長くおいて撮影してみました。

ちょっと、遠くに離れすぎていて絵的に変な感じになってますが、ドライフラワーが大きくぼけましたね。

ポイント!カメラに被写体を引きつける

大きくぼかして撮影するために、被写体の距離と同じくらい大事なポイントがあります!

それは「可能な限りカメラに被写体を引きつける」です。

引きつけるほどボケます。

背景をぼかして撮影する方法まとめ

ここまでに紹介した手順をまとめたのが下記です。

  1. 主役となる被写体とぼかしたい背景の距離を取る
  2. カメラに被写体を引きつける
  3. カメラを構えて、ピントを合わせたい被写体をタップする
  4. 構図を整えてシャッターをきる

iPhoneでも背景ボケ写真を楽しめることが伝わりましたでしょうか。やってみると意外と簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

デュアルカメラ搭載のiPhoneならボケが自由自在

デュアルカメラ搭載のiPhoneはポートレートモードを備えていて擬似的に背景ボケを作り込んでくれます。

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デュアルカメラ搭載のiPhoneであれば、撮影後にボケの位置を変更も可能です。iPhoneのカメラ進化してます。

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さいごに

iPhoneの背景ぼけで満足できなくなったときは、ぜひ一眼レフにチャレンジしてみてください。とろけるようなぼけが体験できます。

デジタル一眼を始めるなら、標準レンズと望遠レンズが付属するキットレンズセットがオススメです。エントリー機であれば、一眼レフなのに5万円台で購入できます。

一眼レフを購入した理由の一つが背景ぼけでした。

近頃のiPhoneのカメラの進化は半端ないですね。iPhone Pro からは3眼レンズになりました。この世からコンデジが消えてしまいそうです。

話は変わりますが初めてのApple Watchを注文しました。

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ではでは。

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