写真管理にはLightroomを使っています。現像した写真は、家族用ならiCloud、その他(ブログ用など)はFlickrにアップしています。Lightroom環境はiMacにあります。写真の現像のときに大きなディスプレイのほうが作業しやすかったからです。
過去形になっているのは、現在、作業環境に不満を感じるようになったからです。
複数台のPCによるLightroomの管理の問題
現在、2台の端末を所有しています。写真管理はiMac、ブログ更新はMacBook Proというように役割を分けて使用しています。
本ブログを開設してからブログに写真を載せる機会が増えました。iMacとMacBook Proの間を行ったり来たりしているのですが作業効率が悪すぎていまいちです。
そうなるとブログ専用の端末であったMacBook Proでも写真を扱いたくなってしまいます。
Lightroom環境の試行錯誤
Lightroom環境をMacBook Proへ引っ越しも考えましたが、ストレージがSSDということもあって、容量が絶対的に不足するため現実的ではありませんでした。
iMacは家族用、MacBook Proはブログ用といった感じに出来ればと…、用途によってLightroomの使い分けも検討しました。しかし、撮影するときに用途を意識しても都度SDカードを切り替えるのではシャッターチャンスを逃してしまいます。
それなら撮った後に分ければ良い?
そうするとSDカードからLightroomに取り込む際に選定する必要があります。この選定作業をiMacとMacBook Proでそれぞれ1回、合計2回は時間がもったいなくて現実的ではありません。
簡易NASを試すも実用性は…
iMacとMacBook ProでLightroom環境を共有するために、外付けHDDに写真ファイル、PC側はLightroomのカタログファイルだけという構成を試しました。
利便性を考えて外付けHDDはそのままPCに接続するのではなく、無線LANルーターのUSB端子に接続して簡易NASとしました。
予想はしていたのですが、ディスクのアクセス速度が遅くてストレスでした。速度計測したところ、良くて20MB/sちょいです。
当初、カタログファイルも簡易NAS側に配置しようとしたのですが、Lightroomのカタログファイルはネットワークドライブ上では起動しないんですね。
そこでPC間でカタログファイルを共有するためにDropboxを使うことにしました。でも、カタログファイルのサイズが大きいので同期に時間がかかってしまい、いまいちでした。
その後、複数台のPCでのLightroomの利用を諦めて、iMacに戻して利用しているのが現状です。
簡易NASへのバックアップの信頼性に疑問
写真のバックアップですが、週に一回のペースで外付けHDDに取得しています。やはりハードウェア故障による消失が怖いのでiMacと外付けHDDで二重化での管理です。
一見問題は無さそうに感じるかも知れませんが、外付けHDDへのバックアップに難があります。
簡易NASの接続が不安定
バックアップするたびに外付けHDDを取り付けるのは面倒だったので、先ほども触れましたが、外付けHDDを簡易NASとして使用しています。
それでバックアップアプリ使って自動バックアップで運用していました。月に一回くらいの割合でバックアップエラーが発生することが続いたので、今は手動でバックアップアプリを起動しています。推測ですが外付けHDDがスリープモードのときにエラーが発生していると考えてます。
手動の場合、自分の目で状況を確認しながらバックアップできるので安心なのですが。一方でバックアップを忘れてしまう週もあります。だから最近ではバックアップ間隔は週2くらいまで落ちているかも知れません。
バックアップ作業に時間をかけ過ぎている現状
バックアップは差分で取得してます。
デジタル一眼レフではRAWファイルで撮影しています。RAWファイルは一画像あたり20MB以上あるので、これまで撮影した全ての写真をバックアップするとなると必要とする容量も相当です。消去法ではありませんが、差分バックアップしかないのかと。
とにかく簡易NASとの接続がいまいちなので、コピー中に接続が切れたりしてエラーとなることがあります。差分でバックアップを取っているので、一度エラーが発生すると本当にすべてのファイルがバックアップされているのか心配になります。そのときは仕方ないので再度フルバックアップしてます。
こうして振り返ってみると、バックアップ作業には時間をかけ過ぎているのかも知れません。
写真管理で実現したい環境
現状の環境に対する不満点がかいしょうできれば、僕のライフスタイルにあった理想の写真管理環境になります。
- 複数台のPCでのLightroom環境のシームレスな共有
- 写真バックアップの信頼性確保
- 手間のかからないバックアップ環境
NASの導入が一番の解決策になるか?
解決の鍵はNASの利用だと思っています。
- 達人
- 過去にNASを使って満足できる結果にならなかったじゃろ。
- POPOLOG
- あれは簡易NASでした。本格的NASなら安定性、速度を確保できるかも知れない。やってみる価値はあるはず。
- 達人
- 試してみる価値はあるとは思うが、費用が5万円以上かかるぞ。
- POPOLOG
- そこは何とか、ママ(妻)に頼み込んでみますorz
本格的なNASの導入となると5万円以上の出費が必要とります。しかし簡易NASとは違って以下のことが期待できます。
1.ディスクの書き込み速度
外付けHDD利用した簡易NASの場合、ルータのCPUを利用した簡易的なものです。一方で、本格的なNASは、本体にCPUやメモリを搭載しているため性能が根本的に違います。
2.信頼性と安定性
本格的なNASの場合、複数のディスクから成り立ちます。複数のディスクを利用したRAIDと呼ばれる技術で信頼性と安定性を確保します。
万が一、1台のHDDが故障しても写真データが消失することはありません。ある意味、自動バックアップなので、これ以上無い手軽なバックアップといえます。
簡易NASと違って単体で動作するので他の機器に影響を受けないため安定した稼働を期待できます。
3.クラウド連携で完璧なバックアップ
近頃のNASにはクラウド連携機能が付いています。Amazon Cloud Driveと連携して写真データをクラウド上にも保管することで、RAID、クラウドと2重、3重の体制でバックアップできます。
4.カタログファイルのスムーズ共有
カタログファイルの複数台PCでの共有ですが、NASについて調べたところ、NAS自体にDropboxのような機能が実装されている機種がありました。クラウドよりLAN内での同期のほうが速度面で有利なので、もしかするとストレス無く使えるかもと期待しています。
実際にNASを導入して実験します
ここまでいろいろと話してきましたが、NASを利用したLightroom環境の体感速度は実験しないと分かりません。NASのレンタルでもあればいいのですが、そういったサービスもないです。
実際に購入して試してみたいと思います。実験レポも記事にする予定なので楽しみに待っていてください。
おしまい。