「とにかく実機に触れてみる」のひと言です。
この記事では、キヤノンの○○、ニコンの○○、今買うならやっぱりソニーの○○なんて、具体的な話はしません。デジタル一眼カメラを選ぶ上で、後悔しないためのポイントを紹介します。
正直、キヤノン、ニコン、ソニーならどのメーカーを買っても失敗はないです。どのメーカーのカメラも素晴らしいです。「納得した上で購入」すればまず後悔はしません。
実店舗に足を運ぼう
まずは近所のカメラ店、もしくは家電量販店に実際に足を運びます。
理由は冒頭でお話しましたが「実機に触れる」ためです。
予算に収まる機種を絞り込んだら、勇気をだして店員さんに「このカメラ、触らせてください」とお願いしましょう。
カメラのことが全然分からない初心者なのに店員さんと話すが怖い?
その気持ちよく分かります。今でもドキドキしながら店員さんに声をかけていますから…。カメラ店の店員さんは本当にカメラ大好きな方ばかりなので、初心者でも優しく楽しそうにカメラについて教えてくれるので大丈夫です。
「店員さんに声を掛ける」というのが、初心者のカメラの選び方で一番高いハードルです。
初心者にオススメするデジタル一眼の選び方
1.手に取って構えてみる
お目当ての機種をショーケースから出してもらったら、カメラを手に取って構えてください。
カメラの持ち心地はどうでしょうか?
同じような形をしているデジタル一眼カメラですが「このカメラは手に馴染むなぁ」「あれ以外と持ちづらいかも…」などなど、自分の手との相性もあります。
手に馴染まないカメラだと長時間の撮影では手が疲れます。そもそも最悪の場合、落下の恐れもあるので、「手に取って構える」というのは大切です。
2.ファインダーをのぞく
カメラを始めた頃は、ファインダーから見える景色なんてどれも同じだと思ってました。
この違いは初心者にも一目瞭然です。
たとえば一眼レフとミラーレス一眼を見比べてみると、ファインダーからのぞいた景色の違いに驚くはずです。一眼レフの場合は鏡に反射した実像が見えるのに対して、ミラーレス一眼では、電子処理された映像が見えます。
昔はミラーレス一眼のファインダーは映像なので動きモノに弱いと言われてましたが、メーカーの努力で技術が格段に進歩して、プロカメラマンも利用するくらいになっています。
また同じ一眼レフ方式、ミラーレス方式でも機種によって、ファインダーで見られる範囲や大きさが違ったりします。もちろん上位機種ほど使いやすくなっています。
3.ターゲットにフォーカスを合わせてみる
フォーカス速度は装着しているレンズによって変わりますが、ファインダーをのぞき込んでいろいろ対象物にフォーカスをあててチェックしましょう。
実際にカメラを構えてフォーカスを合わせることによって気付くことがあります。
- フォーカス位置の変更する操作はどうするのだろう?
- シャッターボタンの位置は遠くないですか?
- Aサーボに変えるのはどうやるの?I
機種によって操作方法が違うので分からないことはドシドシ店員さんに確認してみてください。優しく教えてくれると思います。
4.シャッター音に耳を澄ませる
メーカーや機種によってもシャッター音は全然違います。
初めてカメラを購入した人の話ですが、使い始めてからシャッター音が気になってしまうことが多いようです。僕もそうでした。
一眼レフの場合は連写モード、通常モード、静音モードと3種類あるので試してみてください。
静音モードとはシャッター音を抑えて撮影するモードです。保育園のお遊戯会(お楽しみ会)やピアノの発表会などの撮影では大活躍します。シャッター音は意外に大きいので他の方の邪魔になりますので、できる限りご迷惑をお掛けしないために静音シャッターの音もしっかりとチェックしておきたいです。
心地よく聞こえるシャッター音を聞きながらの撮影は最高なんです。
お気に入りのシャッター音は、EOS 7D Mark2 の10連写です!機関銃みたいで心が躍ります。
5.展示用カメラで撮影した写真を確認する
カメラによって写真の仕上がりが違います。もっと具体的にいうと色味が違います。
キヤノンであれば人物の肌の描写に優れていると言われています。ニコンは目で見た色を忠実に再現するため報道カメラマンがよく使われるそうです。ソニーは仕上がりが鮮やかで好きな人は他とは比較できない良さがあります。
これはあくまでも僕の主観ですので、実際に自分で撮った写真を確認して比較してみてください。
展示用のカメラでどうやって確認するの??
自宅からSDカードを持参して店員さんにお願いしてみてください。今まで一度も断られたことがないので大丈夫だと思います。少し勇気がいりますが高い買い物なので妥協はしないでくださいね。
相棒となるカメラを見つけよう!
これからデジタル一眼を初めて購入するときは誰でも知識はゼロに近いと思います。カタログを眺めて数値を比べることも必要ですが、一番大切なのは実機に触れてみることです。
初めてのカメラは、これからカメラについて学ばせてもらう相棒です。
いきなりハイエンドモデルのデジタル一眼を買うとかでない限りは、一番使いやすいと感じるカメラを購入したほうが良いと思います。
気兼ねなく付き合える相棒(デジタル一眼カメラ)を見つけてください。
ではでは。