先日のディズニーランド旅行にはTamron 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)を1本でに行って来ました。
結果は大成功。当初は家族用に広角レンズとパレード用に望遠レンズ「レンズ交換くらい大丈夫!」と意気込んでいたのですが、家族からの「レンズ交換する暇はないよ。置いてくよ。」という心温まる声もあって考え直した結果です。
Tamron 18-400mmは超望遠高倍率ズームででしてちまたでは便利ズームと呼ばれているレンズです。簡単に言うとこのレンズ一本あれば「レンズ交換は不要」です。
ディズニーランドに持ってくレンズで悩んでるなら、Tamron 18-400mmは間違いなく買いです。レンズ交換不要なのでパパカメラマンにオススメです。
この記事では、Tamron 18-400mmの購入の決め手、買うときに悩んだこと紹介するとともに、実際に撮影した写真を見て決めてもらえればと思います。
ディズニーに行く目的は何?
ディズニーには、大きなカメラ用のバックパックを担いでいる人もいますし、パレードでは100-400mmの白レンズを構えている人なんて普通にいます。
だから、ディズニーランドに行く目的が「撮影」であれば、カメラバッグに標準レンズ、望遠レンズを詰め込んでパーク内でレンズ交換、カメラバッグの大きさが許すならカメラ2台持ちだって良いと思います。
しかし「家族旅行」が目的なら主役は家族です。写真は旅行の思い出を刻むだけで十分です。レンズ交換したりカメラを持ち替えたりする暇なんてないはずです。家族と一緒に楽しまなくちゃ。
でも写真を撮りたい気持ちが抑えきれない。
うん、その気持ち分かります。そんな方にオススメなのがTamron 18-400mmの便利ズームです。
Tamron18-400mmの購入の決め手
超望遠高倍率ズームなのでレンズ交換不要
このレンズの最大の魅力は「22.2倍ズームによるレンズ交換不要で撮影できること」です。焦点距離が18mmから400mmとなっており、広角から超望遠までを1本のレンズで対応できます。22.2倍ズームは世界初とのこと。
2年前にディズニーランドに行ったときは広角レンズと望遠レンズを持っていきレンズ交換で対応しました。
パレードの直前でレンズ交換したのですが、人が多すぎて立ったまま交換がしづらかっただけでなく、そのときにファインダーにゴミが入ってしまいまいました。
ディズニーでは歩いている途中でパーク内の風景を撮影しているだけで家族から置いてけぼりにされそうになるので、レンズ交換なんてしようものなら確実にはぐれてしまいますよね。
下の写真はディズニーシーでの突然発生したプロメテウス火山の噴火写真です。突然の事態でもパッと望遠で撮影できるのが強みです。
広角側で撮影したプロメテウス火山の噴火。
そのあとすぐさま望遠側で撮影したプロメテウス火山の噴火写真がこちら。
超望遠まで撮れるのに小さくて軽い
ご覧の通り、これで400mmまでカバーできるのかっ!と声に出ちゃうほど小さいです。またマットなブラックでスマートな外観です。正直な話、金ハチマキの頃は苦手なデザインだったのでで今のデザインは嬉しいです。
フィルター径は72mm。
これまでは「レンズフィルターは高い方が良い」と考えること無しにKenkoのZXを選んでいたのですが、しゅんさんぽさんの記事を読んで思うところがあったので、今回はお手頃価格のフィルターにしました。
参考 レンズ保護フィルターの値段の違いはなに?Kenkoの廉価品と高級品を比較検証してみた【レビュー】しゅんさんぽ
購入したのはHakubaのXC-PROシリーズです。
テレ端まで伸ばすとこんな感じ。400mmまでカバーするだけ有りって3段階で伸びます。
写真でみると長すぎない!?と驚きますが、iPhoneXと並べた画像を見てもらうと心配は解消されると思います。
テーマパークではアトラクション待ちが多いので、スリングバッグ(肩掛けバッグ)を選ぶようにしています。
バックパック(リュックサック)タイプのほうが楽なのですけど、後ろに並んでいる人の邪魔になってしまうから避けています。
スリングバッグなので中身が重いと肩があっという間に肩が破壊されてしまうので、このレンズ1本で望遠まで対応できるのは強みです。
Tamron18-400 の重量は、なんと710g。キヤノン純正のEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは1570gです。Tamron18-400なら広角から超望遠まで射程距離で、なおかつ710gと軽いという最強の便利ズームなのです。
ちなみにスリングバッグはPeak Design のEVERYDAY SLING 5Lにもすっぽり入ります。
EVERYDAY SLING 10L ならストロボも入ります。
最近、Peak Designのカメラ用品にはまっています。どの製品もカメラと一緒に出掛けるのが好きな人が作ったんだなとすぐに感じるくらい工夫が散りばめられています。1度使うと抜けられなくなる沼なのでご注意ください。
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Tamronならではの優秀な手ブレ補正
このレンズの手ブレ補正効果は2.5段補正とのことで、400mmでの手持ち撮影は少し厳しいかと心配でした。
でも実際に使ってみたところ数値以上に補正が効いている感じがしました。
ディズニー上空を飛んでいた飛行機を手持ち撮影。曇り空だったのですが飛行機をしっかりと捉えられました。
手持ちで月を撮影。クレーターまでくっきりと写っています。
デジカメInfoさんに、Tamron18-400のLensTipのレビュー記事の翻訳が有りったので抜粋します。
手ブレ補正は、公称は2.5段分の効果だが、望遠端でのテストで最大で3EVを少し超える効果で、メーカーのいう値を上回るとても良好な結果だ。
参考 タムロン「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」は画質は18-300mmクラスに及ばないが非常に汎用性の高いレンズデジカメinfo
やっぱりそうなんだと納得でした。
Tamron 18-400を買うときに悩んだこと
便利ズームは画質が心配
ディズニーランドは我が家にとっては3年に1度行けるかどうかのビッグイベントです。
そんな大事なイベントに、
- 主力レンズではなく便利ズームを1本だけ持っていって後悔しないのか?
- 便利ズームなので多少は画質が犠牲になるよね?
などなど、出発の前日まで悩んでいました。
でもね、ふと思ったのですよ。
ディズニーランドの家族写真に作品は要らない、家族の思い出が残せればいい!
そう考えると、Tamron18-400って凄いレンズです。だって行列の後ろのほうからでもディズニーパレードも撮影できるし、子どものふとした一瞬までとっさに捉えられるのですから、これ以上のレンズはないです。
夜のパレードなどの暗い場所での撮影が不安
F値が3.5-6.3ということも有りって、暗い場所での撮影に不安が有りりました。例えば夜のパレードやディズニーの夜景は厳しいんだろうと諦めてましたが、ISO6400まで上げれば何とかなりました。
ざらつきが目立ちますが家族の思い出としては十分です。
ディズニシーのファンタズミック
ファンタズミックの観覧場所が後方だったのですが、運良く立ち見の先頭でしたので望遠側でキャラクターのアップに迫れました。被写体ぶれの写真も多かったのですが、思い出としてアルバムに残せる写真がそこそこ撮れました。
焦点距離77mmで撮影。
400mmの望遠側で撮影。
舟の上は光が弱くぶれた写真が多かったのですが、この1枚は見られる状態でした。
ファンタズミック最大の見せ場のワンショット。
ディズニシーの夜景
ミラコスタの反対側から撮影した1枚です。
ズームリングがキヤノンと逆回しが気になる
Tamronのレンズってズームリンクがキヤノンの逆回しなんです。このレンズだけではなくTamronレンズ全般の話です。
実際に使ってみてどうだったかというと、やっぱり逆回しして「あれ?ズームできないぞ」ということが何度か有りりました。
毎日、毎週カメラを持って出掛けている人なら間違えると思いますが、イベントのときにカメラを使っているくらいであれば気にする必要は有りりません。すぐに慣れます。
Tamron18-400のズームリングが重いというレビューを何度か見かけましたが、たしかに少し重いのですが使っていればすぐに慣れるくらいの重さなので問題ないです。
逆にこの重さのおかげで、歩いているときに勝手にレンズが伸びることはなかったです。
ディズニーで撮影した写真
ディズニーパレードは期待していた以上にキレイに撮れました。撮影に使用したカメラはキヤノン EOS 7D MarkⅡです。
ちなみに撮影場所とパレードの位置関係はこんな感じです。
行列の後方からでしたが、キャラクターアップにしての撮影ができたのは、400mmの超望遠のおかげです。APS-C専用レンズなので実質640mmにもなります。
ちょうど当日は雨だったこともあって、はじめてキャンセルグリーディングが見られました。ミッキーたちがカッパを着ていて驚きました。
運良く沿道の最前列を陣取れたのでドアップ撮影できました。
価格は6万5000円と少し高いが運動会にも使えてコスパは高い
Tamron18-400の活躍の場はディズニーランドだけではないです。運動会レンズとしても大活躍できるポテンシャルが有ります。
以前、初めての運動会レンズにTamron70-300をオススメしましたが、今買うならTamron18-400です。
オートフォーカスが速いと評判とキヤノンの「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」も有りますが、運動会にもTamron18-400で決まりです。
運動会は砂ぼこりがすごいのでレンズ交換は無理です。そうなるとお友達とのスナップショットに、かけっこまで撮影するには広角用と望遠用の2台カメラが必要になります。しかしTamron 18-400(Model B028)ならカメラ1台で十分です。
また小学生くらいまでの運動会であれば、シビアなオートフォーカスは要らないのでキヤノン純正レンズでなくても問題ないです。APS-C専用レンズなので640mmの超望遠になるのでグランド中央までは余裕で射程圏内です。
価格は6万5000円と少し高いですが、保育園、幼稚園から小学生まで10年くらい使えると思えば決して高くはないです。年間6500円くらいです。
ディズニーランド、運動会といったイベントから、近所のお散歩まで、あらゆる場面で活躍できるレンズです。ある意味、家族思いのパパさんのためのレンズといえます。
年6500円ならコスパは高いです。
このレンズはTamronなのでニコン用もあります。ニコンユーザーからも人気の高いレンズです。
Tamron 18-400mm のまとめ
[list class="li-niku"]
- 超望遠高倍率ズームなのでレンズ交換不要
- 超望遠までカバーするのに軽くて小さい
- 手ブレ補正が性能以上に効く
- 家族の思い出を残せるレンズ
- ディズニーへの家族旅行に最適なレンズ
- 運動会でも使える便利ズーム
- パパさんのためのレンズ
- APS-C専用、フルサイズカメラには使えません
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