保育園に入って初めての運動会のときに、望遠レンズを購入しました。
当時(2015年)、悩んだ末に購入した望遠レンズは「TAMRON SP70-300mm F4-5.6 Di VC USD(A005E)」でした。およそ3年間使っていますが、はじめての運動会のレンズにはおすすめだと思います。以降、TAMRON(A005E)と省略します。
また、2017年の5月に小学校の運動会に参加したのですが、TAMRONで十分撮影ができました。改めて、このレンズを購入して良かった感じました。
この記事では、TAMRON(A005E)をおすすめする理由を紹介しますね。
はじめに(デジタル一眼レフ本体未購入の方へ)
本題に入る前に、もしデジタル一眼レフの本体を未購入の方は、下の記事を読んで頂いた後に、本記事に戻ってもらうのがベストです。ぜひご覧ください。
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ビタッと止まる手ぶれ補正
TAMRON(A005E)の一番の魅力は「ビタッと止まる手ぶれ補正力」です。
カメラ専門店の店頭で店員さんに相談しながら購入したのですが、「Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM」と悩みました。
両方のレンズで試し撮りして比較してみたところ、TAMRON SP70-300mm F4-5.6 Di VC USD(A005E)の手ぶれ補正が気持ち悪いくらいビタッと止まったのが衝撃でした。
店員さんはニコンユーザーだったのですが、レンズは純正に限るという方でした。そういった背景もあってキヤノンの純正レンズ押しでした。しかし、一緒に試し撮りして比較していたら、「TAMRONのレンズは気持ち悪いくらい補正が効きますね」とぽつりと言葉を発しました。
決して、キヤノンのレンズの手ぶれ補正が弱いわけでありません。TAMRON(A005E)の手ぶれ補正力が凄すぎたのです。本当にビタッと止まります。
運動会では三脚が禁止だったり場所取りの際に三脚が邪魔になったりすることがあって、手持ち撮影が必須です。望遠レンズは手ぶれしやすいレンズですので、手ぶれ補正力の高いレンズがあると心強いです。
保育園のグランドなら望遠は300mmで十分
運動会の撮影にはAPS-CタイプのEOS 80Dを使っています。EOS Kissシリーズと同じタイプです。APS-Cタイプの特徴は、焦点距離が1.6倍になることです。
TAMRON(A005E)の焦点距離はで70-300mmなので、APS-Cタイプで使用すると35mm換算(フルサイズ)になるので 112-480mmとなります。望遠レンズとしては十分すぎるくらいの焦点距離です。なので、保育園や幼稚園のグランドくらいなら楽勝です。
コストパフォーマンスが最高で入門用にぴったり
TAMRON(A005E)の価格は、2017年5月下旬頃にAmazonで23,267円という最安値を記録しました。そこから反発があって現在は3万円前後で落ち着いています。
2017年4月末に発売した後継機種の TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD TS(A030E)の値下げも進んでいるので、この調子でいけばTAMRON(A005E)も引きづられる形で**3万円台を割り込み、25,000円くらいで落ち着くと予想しています。
過去にAmazonのタイムセールで、23,000円台の購入できたこともありました。
未満児で入園すると、運動会は4回あります。運動会でしか使用する機会がなかったとしても、一回当たりで計算すると、6,000円前後になります。
子どもの思い出を残すことを考えると、決して高くはなく、もはやお手頃な価格ではなないでしょうか。後で詳しく取り上げますが、望遠レンズは運動会以外にも活躍の場はたくさんあります。
欠点はオートフォーカスの速度?
TAMRON(A005E)の欠点は何か?
価格的なこともあるので、強いて挙げるとするなら、オートフォーカスの速度が少し遅いことです。正直な話、この1年くらいの間に発売されたレンズと比較すれば、やっぱり遅いです。
けど、プロスポーツを撮影するわけではなく、保育園の運動会です。3年間使った感想としては余裕です。シャッター速度優先で高速連写で撮影していれば、保育園児の運動会の競技なら、良い写真を残せると思います。
下の画像は保育園の運動会で「かけっこ」をおさめた写真です。写真からゆっくりというか、微笑ましい雰囲気が出ていると思いますが、本当に余裕を持ってシャッターを切れました。
望遠レンズ、運動会以外の使い道
運動会用に購入した望遠レンズだったのですが、ディスニーランドで大活躍しました。ディズニーパレードの席取りをうっかり忘れてしまって後方からの撮影でしたが、なかなか満足できる写真になりました。
望遠レンズには「被写体から気付かれずに撮影できる」というメリットがあります。そのメリットを活かして愛犬の写真も自然体の顔をパシャリと撮影できました。
犬だけでなく、子どもの写真にも重宝します。カメラ用のポーズではなく「ありのままの姿」も写真として残っていると素敵ですよ。
TAMRON SP70-300mm F4-5.6 Di VC USD の外観紹介
金のはちまきが特徴的です。
AFとMFの切替スイッチと手ぶれ補正ONOFFスイッチがあります。
焦点距離を表示するメーター。
EOS 80Dに装着した姿。ずっしりとしてバランスの良さが伝わりますね。
TAMRONの新型と旧型の違いは?
新旧レンズの違いは、オートフォーカスの速度です。TAMRONの新レンズ「SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD TS」のオートフォーカスは純正を超えているのではと呼び声が高いです。
焦点距離が同じである純正レンズとの価格比較
焦点距離が同じであるレンズとの価格差をみています。
レンズ名称 | 価格 | 差額 |
---|---|---|
TAMRON SP70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005E) |
約30,000円 | |
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD TS (A030E) |
約36,000円 | 6,000円 |
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM | 約45,000円 | 11,000円 |
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM | 約50,000円 | 20,000円 |
純正レンズは旧型でも良いお値段です。サードパーティであるTAMRONの新型レンズより高いです。購入のポイントは、新旧の望遠レンズの実売価格の差は6,000円をどう捉えるかになります。
はじめて望遠レンズを買うなら TAMRON(A005E)
保育園の運動会といった激しい動きではない被写体をメインに撮影するなら、この記事でお勧めしている旧型のTAMRON (A005E)で十分だと思います。保育園の運動会で6000円の差で、写真が変わるかと言うと変わらない思います。
新しもの好きなら最新のTAMRON(A030E)にしよう
新しもの好きと自覚があるならば、絶対に最新のTAMRON(A030E)を購入しておきましょう。6000円上乗せになりますが、純正レンズ並みにオートフォーカスの速度が強化されますので、将来、新たな用途がでてきたときに対応できる可能性が高まります。