EOS R5 が10月28日に手元に届きました。2カ月以上待ちました。でもね、待った甲斐がありました。想像していた以上のカメラでした。
正直、ミラーレスには懐疑的な気持ちがあったのですが、一カ月使ってみて吹き飛びました。
この記事では、EOS R5を使い始めて一カ月でのファースト・インプレッションをお話します。
EVFをのぞき込んで見えた映像に驚いた
ついに来た!といった感じです。
EOS R5のEVFは、これまで慣れ親しんできたOVFと同じように気持ちよく撮影できます。
初めてEVFを経験したのは、キヤノンフォトサークルの製品モニターでEOS M6 を使用したときです。EVF越しにみえる世界の色が、現実の色と比較して鮮やかでした。正直、この色味の違いを受け入れられませんでした。
EOS R5のEVFは違います。確実に進化していました。今まであったEVFに対する悪い印象を吹き飛ばしてくれました。
EVFの映像はヌルヌルしていて本当に気持ちよく撮影ができます。暗所においてはAFがテキパキ決まります。このAFはEVFならではです。
またEOS Rを見送る原因となった「連写時のブラックアウト」ですが、ブラックアウトフリーとは言えないまでも、まったく気にならない仕上がりになっています。
感じ方には個人差があるので、気になる方は店頭在庫が潤沢なったころに実機で試してみてください。
瞳AFは写真の撮り方が変わる
瞳AFなんていらないよ!と強がって、ここ数年カメラ人生を歩んできました。「意地っ張りは損をする」というのはまさにこのことです。
子どもの写真を撮るときに大活躍です。
今まではピントを合わせて、フレームをずらして構図を整えてからシャッターを切っていました。瞳AFがあれば、構図を整えてシャッターを切るだけです。
「ピントを合わせるという動作」がなくなるだけで、写真との撮り方が劇的に変わった気分です。使ってみて初めて瞳AFの便利さというか、新しい撮影スタイルを理解しました。素晴らしい機能です。
撮影した写真の立体感に驚いた
カメラを購入したときのファーストショットは、子どもの写真と決めています。その写真をバリアングルモニターで確認したところ、ぶわっと子どもが浮かび上がってくる印象を受けました。
とにかく立体感があって驚きました。EVFで再生してみると立体感が顕著です。目の前に子どもがポーズしている姿が浮き上がってきます。マジびびります。
Digic Xがすごいのか、はたまた4500万画素という解像度がすごいのかは分かりませんが、EOS 5D MarkⅣ では感じなかった印象です。
ちなみにレンズは、CANON EF24-70mm F2.8L II USM にマウントアダプター経由で撮影しまたので、レンズの条件は同じです。
FVモードが使えそう
EOS Rから新しく搭載されたモードです。FVモード(フレキシブルAE)と言うのですが、絞り値、シャッター速度、ISO感度、露出を任意に優先させる撮影モードになります。
このモードを使いこなせるようになれば、AVモード、TEモードに切り替えが不要で、ファインダーをのぞいたままの状態で、素早く撮影したい設定に変更できます。かなり便利な予感がします。
詳しい説明は「とるなら~写真道楽道中記~」さんの記事をご覧ください。
キヤノンの新しい撮影モード「Fv」の使い方とコツ【EOS Rレビュー】 | とるなら~写真道楽道中記~
待望のバリアングル液晶
5D系には搭載されなかったバリアングル液晶ですが、R5に搭載されました!
使用頻度は多くはないのですが、子どもの行事のときにあると便利なんですよね。お遊戯会、運動会など場所撮りを失敗すると、万歳した状態で撮影しなければいけなくて、バリアングルがないと運次第です…
これで何とか子どもの成長の記録を撮り逃さないで済みそうです。
CFexpressカードにより連写のバッファ不足から解放
子どもの運動会では、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるではないですが連写モードを使うことが多いです。バッファ不足で撮り流しってことも過去にはありました。
R5からはCFexpressカードに対応になり、連写によるバッファ不足からはほぼ解放されたいっても良いです。まさに鬼連写です。下記の動画が参考になります。
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EOS R5の在庫不足が続いていますね。同様にEOS R5のアクセサリーも品薄になっているようです。 特に ProGra ...
一眼レフからミラーレスに完全移行決定!
今回、EOS R5 を購入するにあたって、EOS 5D MarkⅣを手放すことも検討したのですが、ミラーレスに対する懐疑心が吹き飛び、手放す方向に心が動いています。もうね、一眼レフからミレーレスに完全移行決定です。
唯一「あれっ?」と思った点は、5D Mark4 と比べてボタンが少ないことです。ドライブモードボタンは重宝していたのでなくなったのは辛いです。ボタンのカスタマイズを駆使して新環境になれたいと思っています。
一眼レフからミラーレスへの移行をすぐにでも進めたいのですが、一つだけ障壁が…
「RFレンズは高いね。」です。
ではでは。