北国街道の宿場町である海野宿(うんのじゅく)に行ってきました。知る人ぞ知る観光の名所だそうです。
とても小さな宿場町でしたが異空間でした。
屋号や海野格子、うだつといった歴史を感じるオブジェクトや建築物に溢れる観光地の顔を見せつつ、その空間の地域住民の方が実際に生活しているためリアルな部分もあって、異空間という言葉がぴったりの場所でした。
日本の道百選に選ばれた宿場町
「知る人ぞ知る」なんて言いましたが、日本の道百選に選ばれるくらいに歴史のある有名な宿場町です。
海野宿の入口です。
写真の奥の方がぼかされていて分かりづらいのですが、観光地だけど生活の場でもあるため、軽トラックが何事もないかのように路駐されていました。その運転手さんは道沿いのお店で、地域の人たちとお好み焼きを食べながら談笑されてました。
このなんとも言えない雰囲気は、写真でお伝えすることができなくて歯がゆいです。
歴史を感じる、屋号や海野格子
まずは屋号です。昔は家の特徴を元に称号を付けていたそうです。その称号のことを屋号と呼び、家の前に看板を掛けていたそうです。
下の写真の2階部分に注目してください。長短二本ずつ交互に組み込まれた格子を「海野格子」と呼びます。
とても雰囲気のある街並みで散歩するのが楽しかったです。
海野宿の最大の特徴「うだつ」は一見の価値あり
海野宿に来たら、これは絶対に見ておきたいのが「うだつ」です。
下の写真には「本うだつ」と「袖うだつ」が写っています。
「本うだつ」がこちら。
「袖うだつ」がこちら。
「うだつ」は防火壁の役割も果たすことから「火返し」とも呼ばれています。
そうはいっても見た目が100%のうだつです。冨の象徴として格の高さを表す意味もあります。「うだつがあがる、あがらない」という言葉の語源にもなっているそうです。
海野宿までのアクセス
電車ならJR上田駅からしなの鉄道に乗り継いで、大屋駅から徒歩30分くらいです。徒歩だと遠いです。
車なら上信越自動車道の東部湯の丸インターチェンジで降りて10分くらいです。海野宿には駐車場がありますので、そこに車を停めて徒歩で海野宿の街並みを楽しむことができます。