マクロレンズの世界は奥が深く楽しいです!
4月中旬、桜が満開になって春がスタートしました。わが家の庭には、花や草木が元気よく生長しています。せっかく被写体が豊富な時期なので、マクロレンズを装着して庭で遊んできました。
マクロレンズの写真の紹介とマクロレンズでの撮影が面白いと感じたポイントを、本記事でお伝えできればと思います。
マクロレンズとは
マクロレンズとは被写体を大きく写すことができるレンズです。顕微鏡をイメージしてみてもらうと良いかも。
庭にある何気ない花や草木なのに、マクロレンズに通してみるとアートというか幻想的な世界が広がって面白いです。
ピントの合っていない写真もありますが、はじめてのマクロレンズの記念として紹介しますね!
マクロの幻想的な世界へようこそ!
被写体は、4月〜5月頃、わが家の庭に咲いている花や草木です。どんなに身近な場所でもマクロレンズなら幻想的な世界に変えてくれます。
ガザニア
春を通り越して夏を感じさせる花です。見ているだけで元気になれそうです。
もっと絞って寄ってみると…。真ん中がトウモロコシみたいです。これぞマクロの世界です。
ハナミズキ
シンボルツリーの定番、ハナミズキです。わが家のハナミズキは真っ赤な花を咲かせます。
さつき
ハナミズキと同様で、わが家のサツキは真っ赤な花を咲かせます。
背景が暗めのところで撮影した写真だと、より赤が伝わります。
それにしてもマクロレンズの背景ボケは見とれてしまいます。
ラベンダー
ラベンダーにはいろいろな種類があるみたいですね。
上に花びらが付いてますが、これもラベンダーだそうです。
芝桜
昨年、植えた芝桜が今年も元気よく咲いてくれました!マクロレンズでみると、花びらの先端がハート型になっているを発見しました。
マクロレンズの面白いと感じた3つのポイント
今回、初めてマクロレンズを使ってじっくり撮影したのですが、面白いと感じた点が3つありました。
1.ピント合わせがシビア
「小さな世界を大きく表現する」のがマクロレンズの特徴です。
レンズを少し動かすだけでも、ピントリングを少し回しただけでも、ファインダーに広がる世界は大きく変わります。
また、撮影中はマクロレンズの被写界深度の浅さを常に感じました。
マクロレンズの扱う世界は小さな世界なので被写界深度も同じように浅いです。でも、しっかり撮れれば被写体が浮かび上がるような背景ボケが決まって面白いです。
2.マニュアルフォーカスでのピント合わせ
マクロレンズの撮影はオートフォーカスだけだと、ピントがなかなか合わないです。最終的にはマニュアルフォーカスで微調整が必要です。
ハナミズキの写真を見てもらうと分かるのですが、中心部の粒状の花弁がぶれています。
この「ぶれ」は、風によるものです。風によって被写体が少しでも動いだだけでも、マクロの世界では大きな動きに見えます。微調整中に風が吹いたりするので、とにかくピントが合わせが大変でした。
ピントが合わせたとしても、シャッターを切るときに風があると意味がありません。そこからは風の止まるタイミングをファインダーでのぞきながら、ひたすら待ちます。ただジッと待ちます。
この状況を乗り越えて満足のできる写真が撮れたときは、本当に嬉しいです。
3.見慣れた場所、物であっても新しい発見がある
マクロレンズを使えば、観光地や山に遠出する必要がありません。見慣れた環境であっても見知らぬ場所に早変わりします!
小さな庭なのに、マクロレンズでの撮影に没頭していたら、あっという間に2時間近く経過していました。家にいながら未開の地を撮影している気分になれる。マクロレンズは赤ちゃんのいる子育てフォトグラファーには、最強のアイテムです。
撮影に使ったマクロレンズ
今回、撮影に使ったマクロレンズは「Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応」です。
中望遠マクロと呼ばれています。100mmくらいあると、花にハチやテントウムシが止まったところも撮影できちゃいます。また、手ぶれ補正機能が抜群なので手持ち撮影も可能です。
このレンズは単焦点レンズなので、マクロ撮影だけでなく、ポートレイトや風景の撮影としても楽しめます。
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さいごに
今回、マクロレンズのデビュー戦だったのですが、ご覧の通りで写真がぶれていたり、テーマがよく分からなかったりと、いまいちでした。
「ふだんは花に興味がないのに、花の綺麗な写真は撮れない」「キレイな写真を撮るようになるにはまずは花に興味を持つところからじゃないかな」と妻からのアドバイス…
ごもっともです。精進します。
実は、桜の撮影に備えてマクロレンズを入手したのですが、お花見撮影中に子どもと一悶着あって、その日の予定が撮影中止で、公園で遊ぶに切り替わってしまい、まともに撮影できませんでした。
最近はお出かけ前に「今日は撮影禁止ね」なんて、子どもから念を押されることも…
カメラの道は厳しい…
おしまい。