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EOS R6 に不安を感じる3つのポイント

8月27日は、EOS R6の発売日です。マップカメラで予約していたのですが、3週間前に予約をキャンセルしました。現在は、EOS R5難民になっております。

キャンセルした理由は3つあります。1つ目は「画素数の不安」、2つ目は「EVF性能の不安」、最後は「SDカードのみによる将来への不安」です。

これらの不安を詳しく説明していきます。

2010万画素という比較的少ない画素数

EOS R6の有効画素数は約2010万画素です。

日頃は保険をかけて大きめの構図に撮影しておいて、後からトリミングすることが多いです。そんな撮影しているから写真が上達しないんだぞ!という厳しい声があることは重々承知していますが、これが現在のスタイルです。

EOS R5は新開発されたCMOSセンサーで約4500万画素。キヤノンのデジタル一眼におけるラインアップの中でもトップクラスです。トリミングを多用する身としては魅力的です。

高画素になるとファイルサイズが大きくなり、パソコンのストレージ容量が増設が必要になります。またPCスペックを上げなければ、Lightroomといったアプリの操作が重くなるという声があります。

ストレージ容量については、大容量のNASを運用しているので大した問題ではないです。

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PCスペックについては、高額なEOS R5を購入するような人であれば、すでに性能に不安のないPCを持っていると推測します。

2000万画素が心配になるならEOS Rで十分

プロカメラマンの西田航さんの話になりますが、2000万画素は少なくて心配というレベルのカメラマンは、EOS Rで十分ですよといった発言もありました。胸が痛いです。

EOS R は中古なら12~14万円くらいで手に入りますし、ある意味、カメラ沼にはまらず楽しいかも知れませんね。

またPhotoshopでバイキュービック法を使って、画素数を水増しが可能との話もあって、「2000万画素」に必要以上に焦点を当てる必要がないのかも知れません。そもそもファイルサイズも小さいため、何かと取り回しが楽です。

撮影した写真をプリントしないなら2000万画素で十分

よくよく思い返してみると、9割くらいの写真は、iPhoneやiPadで見ています。プリントするのは、子どもの写真を両親に渡すとき、子どものイベントで撮影した写真を仲の良い親御さんに配るときぐらいです。

トリミングを多用したってiPhoneで見る分には、全く気が付かないレベルだと思います。

冷静に考えてみると、2000万画素でも十分なんだと感じています。

R5と比較するとEVF性能が心配

EVFのドット数は、EOS R5が約576万、EOS R6が約369万です。リフレッシュノートは、両機種とも「なめらかさ優先」で120fps、「省電力優先」で60fpsとなっている。

ちなみにEOS Rのドット数は、約369万、リフレッシュノートは「なめらかさ優先」で60fps、「省電力優先」で30fpsです。

EOS Rとリフレッシュノートを比べると、EVF性能はEOS R5、R6の両機種ともに格段に進化が見られます。そうなると気になるのは、EOS R5とR6におけるドット数の違いです。ドット数が大きいほど、解像度がよく鮮明に表示されます。

OVF(光学ファインダー)からの初めての移行なので、すこしでも自然に見えるというのが重要なポイントなので、EOS R5のファインダーにしておけば後悔はないと思います。

EVFは数値ほどの違いはないかも

EOS R5とR6におけるEVFの比較動画がありました。設定は不明ですが、R5の方が鮮明に見えますが、それほど大きな違いはないと感じました。ご覧ください。

実機で比較できるのが一番良いのですが、品薄状態でどうしようもなく悲しいです。

メディアはSDカードオンリーで将来が心配

4K記録動画対応、8K記録動画対応という言葉が一般的になりつつあります。記録サイズの肥大化に対応するには、現状のSDカードでは限界があります。そこで表れたのが、CFexpressカードです。

ProGradeのCFexpressカード Cobaltでは、最大書込速度1700MB/sという脅威の性能です。他のメーカーに比べて価格が抑えられているため品薄で手に入りづらい状態が続いています。

ProGrade デジタルCFexpressメモリーカード。 325GB secure-digital-cards
ProGrade Digital
海外通販
売り切れ続出「ProGrade CFexpress Cobalt」は海外通販で入手できる

EOS R5の在庫不足が続いていますね。同様にEOS R5のアクセサリーも品薄になっているようです。 特に ProGra ...

動画だけではなく静止画からみても最大書込速度は重要です。書込速度が速ければ、連写撮影できる枚数が増えます。バッファフルになることなく連写し続けられる時代がすぐ底までやって来ています。

子どもの運動会、かけっこがスタートからゴールまで連写できれば、1枚くらいは奇跡の写真が見つかるかも知れませんね。

2000万画素だからSDカードで十分じゃね?

よくよく考えてみたら動画は撮らないですし、2000万画素だったらファイルサイズも小さいから、SDカードでも十分に連写できるのです。もう鬼連写ですよ。

最初にお伝えしましたが、画素数も2000万画素で十分で足りると感じているので、鬼連写するために、わざわざCFexpressカードなんて要らないです。SDカードで十分であると言えます。

SDカードも、ProGrade Cobaltシリーズがコスパの高くてオススメです。

EOS R6は裏番長的な存在である

この記事ではEOS R6の不安に感じていることを書くつもりだった。それで「やっぱりEOS R5だね!」という結びになると思っていた。

記事を書き進めるうちに、EOS R6 って実は裏番長なのではないかと感じた。

趣味フォトグラファーには何不自由のない性能で、なおかつEOS R5に比べて価格が15万円も安い。ちまたで言われ始めているゲームチェンジャーという言葉は、大げさではないと思う。

予約をキャンセルしたことに後悔はしているが、明日の発売が楽しみである。

ではでは。

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NO PHOTO NO LIFE!/一眼カメラ好きがお勉強のために書いてるブログ「studio popolog」の中の人/写真好き/ブロガー/システムエンジニア/NASでの写真管理/フォトコン挑戦中/撮影台DIY/写真、動画編集テク&PC関係の情報配信/愛機はEOS R5/ 詳しいプロフィール

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