写真に写りこんだ電線…、消したいときありませんか?
たまにあります。Photoshopを使えばできますが、「たまに」なのでやり方を覚えてなくて時間がかかります。時間がかかってもキレイにできれば良いのですが、テクニックもないので見栄えがよくない。
2022年2月に発売を予定している、Luminar Neo(ルミナー ネオ)なら、ボタン一つでできます。
本記事は、製造元のスカイラム社から提供いただいたLuminar Neoのメディア向け評価版での動作結果です。
電線除去はボタン一つで完了
電線を除去(消す)ための操作は、ボタン一つで完了します。赤枠部分「電線を消去」ボタンをクリックするだけです。
初心者に優しいLuminar様々です。最小限の操作で最大限の結果が得られます。
電線除去の実例
操作は簡単なのは分かったけど、実際に「電線除去」機能は使えるのか?
結論からお話しすると、想像以上の仕上がりでした。
この機能は魔法ではないので、重箱の隅をつつくような見方をされると辛いです。仲間内で写真共有するレベルであれば気にならないですし、写真がスッキリします。
一枚目の作例
観光で小布施を訪れたときの一枚です。小布施堂のモンブランは絶品でした。写真右上に電線が斜めに通っていますが、キレイに消えました、スライダーを移動させると、電線除去前後の画像が比較できます。
二枚目の作例
よくある鉄道写真です。写っている電車は長野県にあるローカル鉄道「しなの鉄道」の観光列車「ろくもん」です。鉄道写真で電線を消すのはどうかと思いますが試しました。
一見、見事にスッキリしたように見えますがよく見ると微妙かも。中央付近背景が山部分の電線、画面右上雲のあたりの縦線が残っています。コントラストが低いとで判断が付かず消しきれないようです。
三枚目の作例
ちょっと意地悪な写真です。空と重なっている電線はキレイに消えましたが、山と重なっている電線は判別しづらいのか一部残ってしまいました。
消し残った電線は手動で消すこともできます。消えていない電線をなぞって消去する、PhotoshopやCapture One、Lightroomにもあるお馴染みの方法です。Luminar Neoでは最終手段の方法となります。下図のように電線が消し残った部分をなぞると赤色になります。なぞり終わったら消去ボタンをクリックすると消せます。
電線除去機能実施後に手動で電線除去した写真との比較が下図です。キレイに消えました。
四枚目の作例
最後の作例です。純粋に電柱と電線のみの写真です。電線と電柱の区別が付けられていないようで正直微妙な仕上がりです。はっきりと電線と判断できない場合は難しいようです。あと電線を消したあとが雲のように見えるのもいまいちです。
課題はあるが用途によっては電線除去は合格点
仲間内で写真共有するような用途であれば、Luminar Neoの電線除去機能は合格点だと思いました。
しかしながら作品レベルとして考えると課題はあります。
電線と背景のコントラストが弱いときに電線を消しきれない。電線なのか背景の一部であるのか区別しきれないようです。人間の目で見れば明らかに電線と分かるので、まだまだ除去機能の向上の余地はあると思います。
また電線の背景が空の場合、電線は消えたが不自然な色合いになり加工したのがバレバレのケースがあるので、スカイラム社にはLuminar Neo発売までになんとかして欲しいところです。
Luminar Neo 発売日は2022年2月 先行予約受付中
今回皆さまにお見せしたのは、メディア向け体験版です。Luminar Neoはまだ発売されておりません。今のところ、2022年2月発売とのことです。
現在、先行予約受付中で、Luminarシリーズを所有しているユーザーには、5,943円となっており安くなっています。
新規購入者は、ちょうど年末セール開催中ですので、8,380円で購入できます。最近流行のサブスクリプションではなく、買い切りですので写真を趣味とするライトユーザーには嬉しい価格設定といえます。
2022年2月まで待ちきれないという方は、Luminar Ai はどうでしょうか。Luminar Neoより操作性がシンプルになっておりスピーディに編集ができます。気になる価格は、現在セール中で5,630円と買いやすくなっています。
Luminar Aiについては、Studio popolog 特製クーポンコードがあります。購入の際、プロモーションコード欄に「popolog」と入力いただければ1,000円引きになります。
ではでは。